ラスター彩人物文鉢
A Kashan or Rayy Lustre Pottery Bowl




ペルシャ陶器
年代:A.D.12世紀 ~ A.D.13世紀
寸法:φ 19.5cm

Persian Pottery
Circa: 12th-13th Century A.D.
Dimensions:φ 19.5cm


ラスター彩の技法は中近東では7、8世紀頃のガラスから始まり、焼物としてのルーツは9世紀頃のイラクが始まりとされている。このラスター彩人物文鉢は、酸化銀の発色が強く、出土品ながら今焼きあげられた様な強い金色の発色を保っている。高台裏にはアラビア文字が記されており、恐らくこの作品の作者または絵付け師である可能性が示される。人物の周囲には花弁をモチーフし藍彩で彩られ、側面には連続孤状文が巡らされ、器も上品に薄く作られている。ラスター彩は、高度な技術と高価な材料を要し、王侯貴族等の上流階級のみに献上されていた貴族の作品であり、この作品はラスター彩陶器の中でも大変出来が良く保存状態の良い作品であると言える。

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